こんにちは!
皆さんはなにか夢中になれる趣味はありますか?
なにか生きがいとなるような趣味があると毎日いきいきと過ごしていけますよね。
私は長年の夢だった“乗馬”を社畜獣医師になってから始め、その魅力に取り付かれ
仕事を辞めてからもできる限り続けています。
現在は大体週に1~2回程通っています。
現在までにおよそ200鞍ほど乗りました。
(乗馬では乗り手の経験値や技術度を測る目安として馬に乗った回数=○○鞍という単位で表します)
ちなみに、200鞍と聞くとかなりの回数なのでは?と思うかもしれませんが、
元馬術部の友達に聞いてみたところ、
300鞍くらい乗って“ちょっと慣れてきたかな~?”くらいじゃない?
えっ!結構乗れてると思ってたんだけど!
なんだそうです(笑)
という事で、まだまだ乗馬初心者の私ですが、今回の記事は乗馬を始めるきっかけや体験乗馬に行った時のお話を書いていこうと思います。
乗馬を始めるきっかけ
乗馬は気軽に手が出せない?
そもそも私が乗馬を始めようと思ったきかっけは純粋にずっと前からやりたかったことだったから。
小学生くらいのころから馬が大好きで、日曜の3時からの競馬中継に釘付けだったし、
競走馬育成ゲームにハマったり、近くの地方競馬場にもよく足を運んでいました。
馬ってなんてかっこいいの…颯爽と馬に乗って広い平原を駆け巡りたい…!
そんな漠然としたイメージを持ち続けていました。
そんなに好きならもっと早くに始めてればよかったのかもしれません。
確かに私の大学は馬術部もありましたし、乗る機会はあったのですが、
なんせ朝がめちゃくちゃ早い…。
さらに馬の餌代や、試合や大会に出るための旅費などを捻出するために多くの部員は
自分の生活費のためのバイトとは別に馬のためのバイトを学業と並行して行っていました。
話を聞くだけでキャパオーバー…
私にはちょっとハードルが高いな…と感じ、乗馬を本格的にやってみる決心はつきませんでした。
仕事辞めたい…一念発起して体験乗馬を予約
社畜生活3年目のある日、来る日も来る日も仕事ばかり、やってもやっても終わらない残業。
鳴りやまない夜間緊急の電話…
そんな仕事ばかりの毎日が心底苦しくなり、
明日死ぬかもしれないのにやりたいことを実行しないのはもったいない!と突然思い立ちました。
いつか乗馬を習いたいなぁ…と漠然と考えるだけの日々を現実にしなければ!と
近くの乗馬クラブを検索してみると、車で1時間程の場所にあることを知りました。
さらに、クラブの見学や乗馬体験などもできることが分かり、え~い!とそのままの勢いで予約を入れました。
いざ、体験乗馬へ!
普段と違う空間、それだけでリフレッシュできる
事前に伝えられた持ち物や服装は、軍手と動きやすい服装(長ズボン)のみ。
それ以外の道具(乗馬ブーツ、ヘルメット等)はクラブのものを借りられるとのことでした。
忘れ物はないか確認していざ出発!
普段、社畜生活を送る身としては自然豊かな道を車で走るだけでも心がスッと軽くなり、
めちゃくちゃリフレッシュできます。
(多くの乗馬クラブは住宅地から離れた自然の多い場所にあります)
馬上で眺める風景、匂い、音、全てが非現実的空間
クラブに到着後、説明を受けて早速本日乗ることになる馬のもとへ!!
屋外の綺麗に整備された丸い馬場で、真ん中に指導員さん、その周りを馬と私がくるくる回ります。
私自身、馬に乗ることは初めてではないもののほぼ初心者。
久しぶりの馬の上の景色を見てこんなに高かったっけ…?とちょっと怖気づく。。
まずは、馬の背中の上での高さや揺れに慣れるようゆっくりと歩きます。
馬のほうも慣れています。ゆっくりゆったりと歩いてくれます。
うわぁ~!結構揺れる~!!怖いかも!?
ただゆっくりと歩くだけでこの揺れ。ジョッキーってすごい…
こんなことを考えながらも、しばらく歩き続けるとようやく体が慣れてきます。
同時にこちらの緊張をほぐすためか、指導員さんがいろんな話をしてくれました。
馬が一歩づつ足を前に出すたびに体が左右にゆらゆらと揺れ、とても心地いい…。
慣れてきたら、馬にとっての早歩きに当たる、「速歩(はやあし)」という歩様にペースアップ!
速度が少し上がっただけで身体がついていけず、グッと後ろに引っ張られているような感覚。
腹筋を使って自らの体の重心を真ん中に移し、馬の動きについていきます。
速歩は1.2.1.2の軽快なリズムで、多くの場合お尻が真上にドンドンと突き上げられます。
突き上げられるだけでは人のお尻も痛いし、馬の背中にも負担がかかって良くないので
突き上げられるタイミングで少し馬の上で腰を浮かせ、次のリズムで腰を下ろします。
この二拍のリズムを保って「立って、座って」を繰り返します。
これが結構難しい…!!!
その間、手綱の持ち方、足の位置、姿勢をまっすぐに、など指導員さんからいろんな指示が飛んでくるのでその都度応えて、頭も体もフル稼働。
30分の体験レッスンはあっという間に終了し、馬から降りると内股がガクガク、呼吸することを忘れていたのかというくらいの息切れ、そして尋常じゃない汗の量。
それに比べてレッスンに協力してくれた馬はなんとも涼しい顔でこちらをみていました(笑)
それでも開口一番出てきた言葉は、
「あぁ~!楽しすぎる…!!!」
指導員さんも笑っていました。(笑)
この清々しい気持ち…単に有酸素運動をしただけでは得ることのできない極上の心地よさの正体は何なのか…?
馬上からの景色や、馬や乾草の匂い、パッカパッカと耳触りのよい馬の足音…五感すべてが刺激されることで、普段の生活にはない非日常的な空間が味わえるためなのではないかと私は思っています。
(※味覚はないかなぁ笑)
乗馬に魅了されまくった私は、この時すでにクラブの入会を決めていました。
(翌日はとんでもない筋肉痛)
最後に
すでにこの体験乗馬の日から3年が経過し、その間にたくさんの馬に乗り、
さらにクラブの引っ越しも経験しました。
ですが、どの馬に乗っても、どのクラブで乗っても、体験乗馬で経験した
あの清々しさ・心地のよさは全く薄れることがないのです。
とんでもない趣味に出会ってしまいました。
あの時一念発起して体験乗馬の予約を入れた自分を全力で褒め称えたい。
皆さんも何かで迷っていましたら、後悔の無いようにやりたいことをどんどん実行していきましょう!
なお、今回はあえて触れていませんでしたが、
乗馬ってお金かかるんじゃないの?と思っている方も多いかと思います。
ですので次の記事では、乗馬にかかるお金のお話をしていきたいと思います!
コメント